転職を何度も行ってきたジョブホッパーだという自覚がある人もいるでしょう。世の中ではあまり転職の回数が多い人は優秀な人材ではないと考える傾向が昔からありました。徐々にその傾向が薄れてきているものの、職場によってはジョブホッパーは採用しないという裏ルールを持っているという噂もあります。仕事探しに苦労してしまうようになってきたら、少し自分の特技を考えてみるのが大切です。

試行錯誤が特技になるのは多くのジョブホッパーに共通しています。転職を何度も行っているのは試行錯誤の一つの表れだと気づくことができると、自分の特技だと理解できるでしょう。満足できる仕事がないから転職をしているのであり、仕事に対する不満の解決策として選択して試行錯誤を重ねているのです。転職するには労力がかかることから、辞めないで働ける方法がないかと思案していることが多いでしょう。そのときにやはり試行錯誤を重ねて、同じ職場で満足できるようにならないかと考えてきたに違いありません。その経験が自身の特技になっていることがよくあります。仕事探しは試行錯誤の形だと気づけば、その点に胸を張れるようになるでしょう。

私がジョブホッパーにおすすめする介護職ではこの特技が役に立ちます。試行錯誤することは介護現場で役に立つ能力であり、転職の道としておすすめです。常に試行錯誤をして高齢者の満足を追求しなければならないのが介護現場です。それを常に行ってきた経験があり、今もそうしていると伝えれば採用される可能性も高まるでしょう。引け目に感じるのではなく、ジョブホッパーとして転職を強みに上を目指すことを意識すると良いのかもしれません。